神様！

不動産の仕事をしていますと神様とも仲良くしないといけません。

物件にはいろんな神様がいらっしゃいます。

数年前に人気が出た漫画「正直不動産」は主人公が敷地内の祠を蹴り上げた事で

スタートするお話でしたね。

お墓に祠にお札や仏壇もありますし神棚や水神様、出来る手を尽くし調査して、

重要事項説明書を作成しありのままの物件を示し引渡しを行う訳ですが・・。

あるあるのは古家つき土地で解体中の「井戸」ですね。

これは水の神様ですね。今回は解体業者さんから連絡があってびっくりで現地確認。

建物周辺の草が多い茂りどうしても確認が取れていませんでした。

お客さんにとっては重大な心理的瑕疵の要因にもなりますので協議・説明させていた

だきます。埋める場合はお祓いをして埋めた後「息抜き」と言って細い竹を挿します。

神様が苦しくないようにですね。これも不動産やってないと知り得ない知識だったかも

知れません。井戸があるのはネガティブに捉えがちですが・・。

実は違っていて井戸がある土地は人間の生活に適した災害の少ない良い土地です。

昔は水道など有りませんし昔は井戸がすべてに優先しました。

新築する際、スペース的には邪魔なら埋め戻すしかないですが・・。

まだ生きてる井戸でしたら災害の備えに活用する方法も見直されています。

今回は１級建築士さんのサポートが入っておりますので事実をお伝えした所、

井戸を活用し中心とした間取りを作る予定との事。完成がまた楽しみになりました。

神様も喜んでおられると思います。ありがとう御座います。